こんにちは。講師の川村です。
新型コロナウイルスの影響で、「独学」をしなければならない部分が多くて苦労している生徒の声をよく耳にします。
特に受験生は学校進度の先へ先へと進んでいく必要があり、独学をどう進めるかはとても重要な話です。
学生時代の私は「独学を大事にする」受験生でした。
従って、予備校にも通ったことがありません。
そのため、受験に関する勉強のほぼ全てを独学で行っていました。
そんな私が意識した点を紹介します。
●インプットとアウトプットの比率を3:7に
まず、ここで言うインプットとアウトプットの定義をしておきます。
インプットとは情報を吸収すること。例えば教科書を読むこと。
アウトプットとは情報を使うこと。例えば問題を解くこと。
勉強する際は、このインプットとアウトプットの比率を3:7にすることを意識してみましょう。
ありがちな例として、インプットにかける時間が多すぎるということがあります。隅から隅まで暗記してからでないと問題演習に入らないパターン。
けど、思い出してみてください。皆当たり前のように覚えているであろう二次方程式の解の公式、どうやって覚えましたか?あの公式と睨めっこして覚えたという人は少ないはず。実際に方程式を解くときに「使う」ことで覚えていったことでしょう。この「使う」ということが、理解を深めていく上で大事なのです。というのも脳のシステム的に、「使う」ものは必要だと判断して記憶が定着していくのに対して、「使わない」ものは不必要だと判断して忘却していくからです。
「使う」ことがまさにアウトプットに当たります。
ストップウォッチを用意して、まずは3分で説明文を読む。そのあと7分かけて問題を解く。最初は説明文を見ながらでも大丈夫です。そして解答解説を読んで理解を深める。この繰り返しです。
ぜひ試してみてください。
●参考URL
「記憶効率を上げる黄金比は「3:7」だ。勉強に脳科学を取り入れるべし。」