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2020.05.13

全学部統一入試って何?

こんにちは瀬野です。

 

受験勉強は順調に進んでいますか?
志望校は定まっていますか?

受験する大学によって、当然対策は違います。
NEVER TOO LATEでは早い段階で志望校を定め、カリキュラムを組むようにしています。

 

さらに秋以降になると

「どの学部を併願しようかな」
「どの大学を滑り止めにしようかな」

と、第一志望の大学以外でどんな大学・学部・学科を受験しようかという悩みがでてくると思います。

そんな中で近年注目を集める「全学部統一入試」とは何なのか?一般入試との違いは何なのか?

どんな人におすすめ?どの大学を受けるべき?メリットは?

今回は特に、私立大学を中心に受験する方に見てもらいたい内容となっています!

もちろん受験生だけでなく、高1、2年生、来年度以降の合格を目指す方も読んでみてくださいね!

 

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もともと「全学部入試」というものを私立大学で初めて導入したのは2006年度の立教大学です。
今まで学部ごとに日程が組まれていた試験を、全学部同じ日に実施してしまおう!というものでした。

 

ここで一つ注意点

 

「全学部統一入試」と「全学部日程入試」は厳密には異なります。

全学部統一入試 は複数の学部・学科の併願が可能

全学部日程入試 は同一日程で試験が行われるだけで、他学部・学科との併願は不可能

 

 

今回は、「全学部統一入試」についてお話していきます。

 

各大学により細かな方式は違いますが、

 

〇全学部同一問題
〇全学部同一試験日
〇複数学部・学科やセンター利用、一般試験などとの併願が可能

 

以上が基本的な特徴です。

 

2006年度の立教大学を皮切りに、様々な大学が私立大学が同じような方式を導入しています。

 

明治大学
青山学院大学
立教大学
中央大学
法政大学

 

これらマーチ(MARCH)と括られる大学も、全学部統一入試を実施しています。
近年では偏差値等の関係でGMARCHとして学習院大学が一緒にされることが多いですが、
学習院大学では全学部統一入試を行っていません。さらに、センター利用入試もありません。

 

また、

東京理科大学
同志社大学
上智大学
関西学院大学
関西大学
立命館大学

駒澤大学
専修大学
日本大学
東洋大学

 

なども全学部入試を実施しています。
関関同立、日東駒専なども含まれていますね。
併願数上限など細かい条件はそれぞれ異なりますが、基本的な形式は同じです。

 

では、全学部統一入試のメリットはなんでしょうか。

 

①1回の受験で複数学部への出願が可能

1回の受験で同時に複数学部の合格判定ができる上に、
一般入試やセンター試験とも併願が可能なので、
単純に合格のチャンスが増えます。

また、地方の受験生にとって全国の限られた受験会場に複数回行かなくても済むことは、
大きなメリットなのではないでしょうか!

 

②日程が一般入試とずれている

受験を検討している大学の日程が被ってしまうこともありますが、
日程がずれている分日程を気にせず受験ができます。

 

③受験会場の数が多い

これは大学によって異なります。
例を挙げると

 

〇明治大学
東京(明治大学各キャンパス)・神奈川(生田キャンパス)・札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・北九州

 

〇中央大学
東京2会場( 多摩キャンパス・後楽園キャンパス )
札幌、仙台、新潟、さいたま、千葉、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡
水戸、金沢、長野、静岡、高松、那覇

 

〇青山学院大学
青山学院大学各キャンパスのほか、仙台、名古屋、岡山、福岡

 

などです。

方式によって会場の数は異なりますが、全日程統一入試の会場が最も多い傾向にあります。

 

では逆にどのようなデメリットがあるでしょうか。

 

●定員が少なく、倍率が高い

これは想像がつくと思います。
あくまでも1つの試験形式に過ぎず、その定員は一般入試に比べ少ないです。
ですが、上記のメリットがあるために受験者の数は多く、
10倍近い倍率になることも多々あります。


〇明治大学(全学部総計)
2018年 8.5倍
2017年 9.6倍

 

〇立教大学(全学部総計)
2018年 8.1倍
2017年 4.9倍

 

これはあくまでも総計なので、学部によって倍率は異なります。
詳しくは各大学のHPに載っている入試結果のデータを見てみるといいでしょう。

デメリットに関してはこの1点に尽きると思います。

受験料は併願が1つ増えるたびに高くなっていきますが、割引が適用されることが多いです。
そもそも会場が多くて交通費・宿泊費の負担が減るというメリットの方が大きいです。

 

ここまでのメリット・デメリットを総合して考えてみましょう。

まず、全学部統一入試のみの受験はオススメしません

少なくとも第一志望の学校は、一般入試を受験するようにしましょう。

それより一段階レベルが下の大学に関しては、全学部統一入試で一気に複数学部受けてしまう、というのが得策です。

第一志望の大学で受ける場合、日程の余裕を考え、あくまでもチャンスを増やすという感覚で一般入試と両方受けましょう。

一般入試をベストなコンディションで受けられるとも限りませんから、
チャンスは多いに越したことはないです。

というわけで、
・第一志望で使うなら一般入試と両方受ける
・それより難易度が低い大学は選択肢に入る
・会場・日程・受験料を考え、受けられるなら受ける

 

以上のことをオススメします!
不明な点があれば何でも相談してくださいね。

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