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2022.04.28

NEVER TOO LATE高校入試情報②「千葉NT地区から人気の高い私立高校」

いつもお世話になっています。NEVER TOO LATE進路相談室です。

先月は、人気の高い公立高校についてご紹介しましたが、今月は「千葉NT地区から人気の高い私立高校」を紹介していきます。

先月もお伝えしたとおり、千葉県全体で私立人気が高まってきています。理由は様々あると思いますが、一番大きいのは「大学合格実績」です。公立高校は良くも悪くも「本人の自主性」を尊重します。ただ、本人任せで受験勉強をやらせて、きちんと計画どおりに進められる生徒はごく僅かでしょう。それに対し、大学合格実績が翌年の受験者数に即影響する私立高校は、公立高校と比べて学習への取り組みには熱心です。大学合格実績も、同じレベルの公立高校と比べると私立高校の圧勝と言えます。
「自ら動き出すのは難しいけど、課題をだしてもらえればどんどん進めることが出来る」という性格の生徒は、私立高校の方が力を伸ばせるのかもしれません。

千葉県の私立高校は「最難関私立」「難関私立」「中堅私立」と大まかに3つのカテゴリーに分かれます。

最難関私立と呼ばれる私立は4校あり、●渋谷幕張●市川●東邦大東邦●昭和秀英です(東邦大東邦は高校からの募集がありません)。
渋谷幕張は千葉県内で頭一つ抜けた存在、というより、日本でも屈指の進学校として君臨しています。「自調自考」の精神を掲げ、自ら動き出せる生徒の育成、そして100名以上の国公立大学への進学(東大は50名前後)は全国でも注目されています。
市川も千葉県ではトップクラスの進学校です。国公立大学の合格者数は渋谷幕張に劣るとはいえ、毎年早慶合格100名以上、GMARCHは200名以上の合格者を輩出しています(延べ人数です)。
昭和秀英は渋谷幕張のすぐ隣に位置する高校です。それが原因か、千葉NTからの受験者はさほど多くはありません。
(幕張まで通うなら渋谷幕張を受験するし、そのレベルが厳しいなら通いやすい市川にするといった考えでしょうか)
これらの高校を受験する場合は、入念な準備が必要となります。お考えの方は当塾まですぐにご相談ください。
(遅くても中3の夏休み前までに決めましょう。本当は中2から対策を始めたいところです)

難関私立は主に●専修大松戸●芝浦工大柏●日大習志野●成田●麗澤を指します。
これらの高校は出願条件こそありますが、合否は当日の点数で決まるといっても過言ではありません(内申は参考程度です)。
また、第一志望(単願)は優遇されるといった共通点もあります。これらの高校は、千葉上位公立高校を受験する生徒の併願校になるケースが多いですが、ギリギリの状況の場合は第一志望(単願)に切り替えるのも一つの考えです。
また、これらの高校は系列大学がある高校もあり、「大学付属校」に見られがちですが、基本は他大学の受験を勧める「進学校」です。もちろん希望すれば推薦で系列大学への進学が可能ですが、希望する生徒は僅かです(日大習志野からの日大進学はこの中では多い印象ですが)。英検や漢検といった検定試験での加点もあります。この難関私立の受験を考えている生徒は、何かしらの検定で準2級が欲しいところです。
専修大松戸と成田と麗澤は高1時から英語の教育に力を入れています。実際当塾からも「英語を使った仕事に就きたい」「留学を考えている」といった生徒がこの2校を受験する傾向にあります。芝浦工大柏は文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認定されているので他校では経験できない実験を行うこともでき、日大習志野はすぐ隣に「日本大学 理工学部」があり提携もしているので、より高度な理系科目を学ぶことも出来ます。

中堅私立は主に●八千代松陰●二松学舎柏●千葉英和●秀明八千代が挙げられます(まだ他にもありますが、千葉NTから受験者の多い4校です)。これらの高校に共通するのは推薦制度を用いていて、中3の内申点次第で推薦を取ることが出来ます。推薦基準は高校によって様々ですが、目安は5科内申点で19以上欲しいところです(八千代松陰は9科で判定されます)。推薦が取れると実際に試験は受けるのですが、不合格になるケースはまずありません。中学校の進路指導では、第一志望が公立高校であっても、私立高校であっても、この中堅私立を1校受験することを義務づけています。
中堅私立の特徴としては様々なコースが用意されているところです。八千代松陰は進学コースとは別に特進クラスにあたるAEMコース(国公立進学)とIGSコース(英語特化)があります。二松学舎柏も進学コースの上に特進コースとS特進コースがあり、より意識の高い生徒を集め上位大学に向けての指導を行っています。当然これらの上位コースには優れた先生が配置されるでしょうから、もしこれらの高校を志望する場合は、より上位のコースを目指して取り組まれることをお勧めします。いずれの高校も、公立高校と比較すると熱心に大学受験に取り組んでいるのは間違いありません。

高校の価値は「大学合格実績」だけでないことは承知していますが、多くの保護者の方が「大学合格」を望んでいることも事実です。そうした考えが千葉県の私立人気傾向に繋がっているのかもしれません。

公立高校はどこも同じような校風で、高校の特色はそんなにありませんが、私立高校は学校独自の特色があります。私立高校を第一志望でお考えの場合は必ず学校説明会にご参加ください。周りの方の声やインターネットの評判をあてにするのではなく、「うちの子どもに合っているか」が大事なポイントです。お子様のことを一番理解しているのは保護者の方ですから、ぜひ学校説明会には一緒に足を運んでいただきたいです。

ここでは紹介しきれなかった私立高校もたくさんあります。
ぜひ気になる高校がありましたらご相談ください。今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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