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2022.03.26

NEVER TOO LATE高校入試情報①「千葉NT地区から人気の高い公立高校」

いつもお世話になっています。NEVER TOO LATE進路相談室です。

今年度より月に1回、最新の高校入試情報をみなさんにご紹介していく予定です。
時代とともに複雑化していく高校入試ですが、皆様にわかりやすくお伝えしていこうと思っています。
お忙しいとは存じますが、ぜひご覧になっていただき受験校の選定や学習指針に役立てていただければ幸いです。

第1回は、ここ千葉NT地区から人気の高い公立高校を紹介していきます。
そもそも千葉県は「公立天国」と呼ばれ、一昔前(10年~20年前)は90%前後の中学生が公立高校第一志望でした。
ところが、大学合格実績やきめ細かい指導が話題となり、最近では公立高校第一志望者は70%前後まで低下したと言われています。
さらにその公立高校も二極化が進み、人気高校は1.5~2.0と高倍率になっていますが、あるレベルより下位の高校となると定員割れが目立つ状況です(公立高校全体の倍率は1.11倍です)。公立入試が1回実施に変更されて、以前(前期・後期制)のような3倍前後の倍率はなくなりました。

千葉県の公立高校の御三家と呼ばれるのが、●県立千葉●県立船橋●東葛飾です。
直近の2022年度入試では県立千葉が1.62倍、県立船橋(普通科)が1.77倍、東葛飾が1.82倍と高倍率であり、かつ3校とも前年度から倍率を上げています。通学時間の関係で千葉NTから県立千葉を受験する生徒は少ないので、実際公立最上位を目指す生徒は県立船橋か東葛飾の選択に迫られることになります(通学時間はほぼ同じです)。どちらも素晴らしい高校に違いはないのですが、大学合格実績はやや県立船橋に分がありそうです。毎年国公立大学合格者を伸ばしています(東葛飾は私立大学に強い印象です)。

上記の御三家に続くのが、●佐倉と●薬園台です(さらに千葉東もあるのですが、ここも少し遠いので千葉NTからの受験者は少ないです)。佐倉(普通科)が1.58倍、薬園台(普通科)が1.38倍とこの2校も前年より倍率が上昇しています。この2校の選択も迷うところですが、通学を成田方面にするか、船橋方面にするか。進学実績、特に千葉大学の合格者が目立って多い佐倉にするのか、行事(特に文化祭)が盛んで満足度の高い薬園台にするのか。どういう高校生活にしたいのか、または、生徒さんの性格(相性)で決めていくといいと思います。

佐倉・薬園台に続く●小金も超人気校です。今年は1.81倍と千葉県全体でも最上位の倍率です。東葛地区には同じレベルに●県立柏もありますが、こちらは立地条件の悪さから1.58倍と前年からやや人気を下げています。この2校も伝統のある進学校でNEVER TOO LATEからも毎年合格者を輩出しています。

千葉NTから人気の高い高校が●鎌ヶ谷です。電車ですぐに通学できるという立地の良さが人気の理由ですが、落ち着いた校風や生徒の質も評判が高いようです。同じレベルに●柏南があります(こちらは鎌ヶ谷よりも少し遠くなりますが、千葉NTから通うのに不便のない距離です)。柏南は部活が盛んな印象があり、部活目的で通っている生徒が多いです。鎌ヶ谷が1.36倍、柏南が1.47倍と毎年安定して人気が高いのも特徴の一つです。

「将来英語を活かした仕事に就きたいです」という声をよく耳にします。英語中心の勉強をしたいという生徒や高校での留学も考えている生徒には●成田国際と●松戸国際がお勧めです(レベルはほぼ同じですが、若干成田国際の方が上でしょうか)。この2校にはもちろん普通科もあるのですが、それとは別に国際科があるのが大きな特徴です。国際科は英語の授業が通常よりも多くなりますし、交換留学の枠も普通科よりも多いです。ちなみに国際科は入試の際に英語の得点が1.5倍になります(150点満点)。

以上が「千葉NT地区から人気の高い公立高校」の紹介でした。ここでは紹介しきれませんでしたが、他にも素晴らしい高校はたくさんあります。気になる高校がありましたらぜひご相談ください。
来月は「千葉NT地区から人気の高い私立高校」を紹介していきます。来月もよろしくお願いします。

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