こんにちは
NEVER TOO LATEの森です。
さて、本日も授業を始めます!気をつけ!「礼!」お願いします。
森信三先生著『修身教授録』第2部22講義を読み、「下坐行」についてまとめをお伝えします。
1.下坐行とは
本書の中で森先生は
人間を鍛えていく“土台”は「下坐行」で、身は実力以下の地位にありながら不平不満を示さず、真面目にその仕事に精励することで、人間的な光が身につくのです。
とおっしゃっていました。
これは、まさに「本学」に通ずると思い読み進めていきました。
そしてそれによって自分の”傲慢心”をも打ち砕かれるわけです。
2.高校数学の壁
では、なぜ私の傲慢心が打ち砕かれることになったかというと、
この度高校生の数学を勉強する機会がありまして、”何だこれ全然わからないぞ”(私にわからない問題があるのか)と少々傲慢な自分がいたことに気が付きました。
それからというもの高校数学の参考書を読み直し、1問ごとに確認し、なんでこの解法にたどり着くのかとまた更に参考書を読み直し、気が付いたら1問解くのに3時間近くかかってしまった。
思えば、講師を始めたころ授業を受け持つことになりどのように教えたら「わかりやすく」「おもしろく」なるか。「子どもたちの疑問は何か」ほかに思いつくことはないか。考え始めたら時間があっという間に過ぎていたころを思い出した。
”わくわく”がとまらない。これだから教えることはやめられない!
3.礼儀の意識
「下坐行」といっても何をすればいいのかと思うが、日々のちょっとしたことにも意識を向けるだけいい。
たとえば、毎日の「挨拶」昨日よりほんの少し大きな声を出してみよう。昨日嫌なことがあっても「明るく」挨拶してみよう。
「挨拶」は気持ちを切り替えるスイッチだ。
また、普段の清掃もただきれいにするよりも、ここに座る生徒が「気持ちよく勉強できるように」次に授業する先生が「快適にできるように」と意識してみよう。
”いつもありがとうございます”感謝の気持ちを忘れずに!
4.最後に
年をとっても、いつまでも”格好よく”ありたい。
実はそれと同時に”不安”もあり、それが原動力となり自分を動かす。”格好よく”みせるために”格好わるい”ところにも力を注ぐ。
「下坐行」を英語でいうとunderstandとかけ、理解するという意味ですが
「under(下に)stand(立つ)」ともとれます。真に理解するとはこういうことかと。
NEVER TOO LATEでは「挨拶」も「清掃」も気持ちよく、そして授業の「予習(準備)」にも十分に時間をかけてみなさんに”格好いい”姿をお見せしていきます。
それでは、本日の授業を終わります!気をつけ!「礼!」ありがとうございました。