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2021.09.03

修身教授録 第1部 第39講義『教育の窮極』

みなさん、こんにちは。
NEVER TOO LATE 牧の原モア校の岡本です。

今日は『修身教授録』より「教育の窮極」についてお伝えします。

本講には、広く「教育」に携わるすべての人が常に心に掲げておかなければならない大切な目標・志について書かれています。

 

1.国民教育の根本目標とは

「子ども一人ひとりの個性を発揮させることを通じて、国家社会のために有用な人材にまで育てる」

NEVER TOO LATEは「教育を通じ、日本を、そして世界を幸せに導く」ことを掲げています。
これは森信三先生のおっしゃる教育の根本目標にも通ずるものがあります。

さらに森先生は、この根本目標に加え、教育者の立場としての「窮極目標」もお話されています。

 

2.教育者の窮極目標とは

「子ども一人ひとりがすべて次代を担うかけがえのない生命であると痛感する」

意外に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、この窮極目標には「教育」や「育成」等という言葉が登場しません。
その代わりに「生命」という全く別の強いワードが登場しています。

ここには、例えば「存在」「人材」等という言葉が入っていても全く違和感がないはずです。
しかしあえてここに「生命」という言葉を選ばれたことにこそ、森先生の非常に強い、熱い気持ちが込められているのだと、私は感じました。

将来日本や世界で活躍する子どもたちを導くのに窮極的に大切なことは、何かを教えることではなく、まず教育者である私達が子どもたち一人ひとりをいかに大切な「生命」であるかを骨身に染みて理解することなのです。

 

3.窮極目標に到達するために

こうした目標はシンプルでわかりやすい反面、森先生は、真に我が身上に痛感して生きるということは難しいことであるともおっしゃっています。

そこで、次の3つの段階を踏んで理解していくことが大切だと説かれています。

生徒は一人ひとりが、

  1. 一つの生きた魂であること
  2. 保護者様にとってかけがえのない存在であること
  3. やがて国家を支える人物になること

 

4.まとめ

目標や志は、進むべき道を誤ったり迷ったりしないための大切な道しるべです。
私達は塾講師ですから、成績を上げること、点数を取るためのテクニック等さまざまなことを生徒のみなさんに教えます。
もちろんそれらは大切なことですし、塾に期待される大きな要素であり、役割でもあります。

その一方で、そうした目先のこと(末学)だけでなく、生徒さん一人ひとりの将来までも見据えた生きる上で大切なこと(本学)を教え導くこと。
一人ひとりがかけがえのない命であり、この先の日本、そして世界で輝く人財であることを常に心に留めながら日々の教務にあたること。

それが大切であると改めて感じるとともに、これからの講師人生をかけてこの「窮極」に到達したいと決意する講義でした。

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