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2021.06.26

修身教授録 第1部 第31講義『上位者に対する心得』

こんにちは。

NEVER TOO LATE 高橋です。

今回は森信三先生著『修身教授録』第1部 第31講義より、「上位者*に対する心得」についてまとめをお伝えします。

*上位者・・・仕事の上司、学校の先輩など社会的に目上の方の総称


★今回の教え

「その人の価値に関わらず、上位者なら敬意を払おう」

ざっくりまずお伝えすると、「どんな人でも目上の人ならとにかく敬うべき」ということです。


●上位者の価値を勝手に決めていませんか?

・上司はこう言っているけど、正直あまり尊敬していないから信用していなくて・・・。

・あの先輩、正直先生の前だけいい顔してたからレギュラー取れたんだよね。

こんな風景、見たことはないでしょうか?

その人が上司や先輩の「価値」を決めて、敬えないと思った時の反応の一例です。

尊敬できない人が上についている、またあまりウマが合わない先輩がいるときに、知人に愚痴を言ったりするようなこともあると思います。

ただ、この考え方は「その人がとても損をしてしまう」というのがポイントです。


●社会的上下は何で決まる?

そもそも上司や先輩などは、どう決まるのか考えてみましょう。

・貢献度

・実力

・経歴

・年数

・性格

・運

・コネ

他にもいくつもあると思いますが、いずれも「その人の真価を示すものではない」ことですよね。

極論を言えば、1年先に生まれていれば先輩なのでそれだけで上位者になることができます。


●現実問題

なかなか納得できないようなこともあると思います。

ただ、以下のようなこともあることは事実でもあります。

・その人の価値観や好き嫌いで、言うことを聞くか決める

→組織や、チームの秩序を保つことが難しくなってしまう

・あまり納得できないルールや、環境である

→従わざるを得ないこともあるし、環境のせいにしてもなかなか良い結果は出ない


●本質、何を得られるか?

ここが一番大事なところです。

乱暴な言い方に聞こえますが、まず上司・先輩は無条件で敬いましょう。

そうすると不思議なことに、「次第にその人の長所が見えてくる」ことができ、友好的に付き合っていくことができます。

そのようなものの見方ができれば人として磨かれ、どんどん視野が広げていくことができます。

同じ人と付き合っていく上で、勝手な価値観で尊敬しないと決めるより、まずは敬い続けることで良いところを探すことができる人の方が、絶対に良いですよね。


●まとめ

私たちとしてもすごく学びになりましたし、何より塾講師という職業を通して、生徒様等にも伝えてあげれることではないかと思いました。

生徒様たちも、どうしても誰かのせいにしたり、理由をつけて「あの人には従いたくない!」「尊敬できない!」ということもあると思います。

ただ、そこで敬うことを覚え、その人の良いところを見つけるようになれれば生徒様にとってどんどん友好の輪は広がっていきますし、素敵な大人になるための大切な一歩にきっとなります。

生徒様の大切な成長過程に関われることに感謝し、引き続き講師一同精一杯サポートしてまいります。

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