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2022.05.31

NEVER TOO LATE高校入試情報③「いつまでに・どんなことを決めておくのか?」(前編)

いつもお世話になっています。NEVER TOO LATE進路相談室です。

先日の「第1回中3進路説明会」は、お忙しい中多くの方に足を運んでいただき本当にありがとうございました。
今後も皆様の高校・大学受験を手助けすべく、有益な情報を発信し続けていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

今月は高校受験において、いつまでにどんなことを準備しておけばいいのか、についてお話しいたします。
※もちろん一番大切なのは学習面ですが、ここでは受験情報の観点からご説明いたします。

現在、中3生の方は6月を迎えました。この段階までに「第一志望校」は決めたいところです。
まずは公立高校なのか、それとも私立高校を第一志望にするのか。

公立高校を第一志望にする場合、具体的な高校名も出してください。まだ見学に行かれてない方が多いとは思いますが、ここは単純に偏差値の数値で決めていいと思います。最終的にどのレベルまで行きたいのか、という目標を決めることが重要です。
この際、「今時点で合格できる高校」を選ぶ必要はありません。これから夏休みを経て本格的に受験勉強を開始していくわけですから、「目標は高く!」でいいと思います。

私立高校を第一志望にする場合も具体的な高校名が必要です。特に私立は公立と違って高校ごとに入試問題(傾向)も違います。公立高校は同じ問題での入試ですから、いつでもすぐに志望校変更が可能ですが、私立の場合はそうはいきません。私立第一志望の方針を固められているのであれば、その高校を明確に決める必要があります。
また、説明会でもお話ししたとおり、最難関私立(渋谷幕張・市川・昭和秀英)の受験を考えている方は遅くてもこの時期までに決めて、担当講師にその旨を伝えてください。できれば最難関私立の受験は中2の時点で決めておきたいところです。

7月になりますと中学校に高校の先生がいらっしゃったり、夏休みに高校見学が始まったりします。NEVER TOO LATEでも7月に第2回私立高校説明会を開催する予定です(詳細は後日お知らせします)。直接高校の話しを聞ける機会が増え、先程決めた志望校に微調整が入る方もいると思います。

公立高校は正直各高校による校風の違いというのはそんなに感じません。公立高校で大事になってくるのは場所です。高校見学で初めてその高校を訪れる方も多いと思いますが、「こんな遠いとは思わなかった」とか「駅からものすごく歩いた」等のネガティブな声も聞こえてきます(この時期真夏ですし)。ですから実際に足を運んで3年間通うイメージが湧くかどうかが重要になります。それと、高校で●●部に入る、と決めている方は、その高校にその部活が存在するか、また部員はどのくらいいるかを確認しておいた方がいいでしょう(部員数が少ないと、入学後廃部になる可能性があります)。

私立高校には「建学の精神」というものが明確にあります。説明会に関しても公立高校より具体的な取り組みや方向性を示してくれる高校が私立には多いです。私が以前江戸川学園取手の説明会に行った際に「高校に思い出を作りたいならうちに来ない方がいいです。うちは勉強をさせる高校です」と毅然と話されているのを聞いて衝撃を覚えた記憶があります。要は自分の考えや希望とマッチするかどうかが重要です。公立と違って単純に偏差値で決められない要素が私立にはあります。先程の江戸川学園取手も「高校に入ったら猛勉強して絶対に上位の国立大学に合格したい」と思っている生徒ならば素晴らしい高校になると思いますし、「友達たくさん作って、文化祭も盛り上がって……」と考えている生徒にはひどくつまらない高校になってしまうでしょう。
先月も書きましたが、受験予定の私立高校の説明会は絶対に足を運んでください(できれば保護者の方も同伴する方がいいです)。

学校見学と猛勉強の夏休みが終わったらある程度の受験パターンが決まっているのが理想的です。
例「第一志望●● 安全校●● 一般受験で私立の●● を受験します。」

第一志望のことばかり考えすぎて、安全校を何も考えていないという生徒が毎年たくさんいますが、中学校の先生が気にされるのは安全校の方です。10月に中学校で行われる三者面談の際に、まず安全校を聞かれますが、その時に何も考えていないとひどく長時間の面談になってしまいます。3年1学期の内申は確定していますので、その数値を参考に推薦の取れる高校を決めておいた方がいいでしょう。

後編(7/1公開予定)につづく

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