こんにちは。NEVER TOO LATEの瀬野です。
本日は、修身教授録 第1部 第32講義 『目下の人に対する心得』を読んでのまとめをお伝えしていきます。この講義の最後に「今日の講義は、案外みんなこたえただろう」とあるように、自分を含め多くの人にとって耳の痛い講義だったと思われます。
1.「思いやり」「労わる」の心
元来、誰にでも備わっているはずのこの心を目下の人に発揮できていない現状があるようです。そして、この心を養う方法として「目上の人によく仕える」とも教えてくれています。世の中を苦労したことのない人は、どうしても十分な察しや思いやりが身につかない傾向にあるものです。つまり、実際に経験したことでないと、察しが身につかないということです。
2.必要なのは「甘い言葉」ではない
目下の人に対する心がけは「思いやり」と「労わる」であることは先にも述べましたが、それは心に置いておいて、言葉の上にそれを表すのは控えた方がいいという教えです。なぜなら「甘い言葉」は、その人の「甘え心」を誘発してしまうからだとおっしゃっています。
心の中では深く思いやりながら、しかし、相手を甘えさせるということがないように心がけることが肝要ということです。
3.言葉遣い・態度をぞんざいにしない
人間の人柄は目下の人に対する態度、特にその言葉遣いによってわかる、というのは現代の本でもよく書かれている内容です。その代表的な職業に「教師・講師職」がよく挙がるのも、我々にとって耳の痛い話です。自分自身では気づきにくい点ですが、そういった立ち居振る舞いは生徒・保護者・出入り業者・部下みんな見ているという点をもう一度肝に銘じていきたいです。
NEVER TOO LATEで学んだ生徒たちが、将来世界で活躍し、皆から慕われる人材となってもらうために、まずは我々が「かっこいい大人」を見せていく義務があると思っています。その1つである「目下の人に対する心得」を体に刻んでおきます。