修身教授録 第2部第13講『伝記を読む時期』
こんにちは、NEVER TOO LATEの白石です。
今回も修身教授録の中から、私の視点も交えつつ内容のご紹介をさせていただきます。
「われわれにとって一番根本的な知識は、この二度とない自分の一生を、いかに送るべきかという問題、すなわちいかに生くべきかという知識だと思うんです。」
数ある講義の中からここを選んだ理由は、最近私もようやく読書をするようになったためです。
学生時代、大学には立派な図書館があり、外国語に強い学校であったため世代を超えて読み継がれる海外の名著が山のように貯蔵されていました。
◆聖書についで二番目に読まれていると言われるユゴー(仏)のレ・ミゼラブル
◆自身の恋愛経験を世界中の人に頷かせたゲーテ(独)の若きウェルテルの悩み
◆19世紀文学の最高傑作とも評されるトルストイ(露)のアンナ・カレーニナ
◆「ブルータス、お前もか」で知られるシェイクスピア(米)のジュリアス・シーザー
◆その難解さから一人前の読書家の試金石と言われるフィッツジェラルドのグレート・ギャツビー…などなど、
学生時代の私にとっては難しく、挑んでは読み切れなかった作品達です。
(レ・ミゼラブルは最近なんとか読了しました。)
読書はいいもの、そうは思っていても、なかなか何から読み始めたらよいのか分からない人も少なくないと思います。
この問題について森先生は次のように書いています。
「伝記は何人にとっても必要であり、またいかなる年齢の人も読むべきであって、例えばもはや老年になって、ほとんどなすべきことのないような人でも、偉人はその晩年をどのように過ごしたかということを知る意味で、伝記は決して無意味ではないわけです。」
私個人としては、伝記というものをあまり読んだことがなく、例えば世の中の同年代の方がどのような悩みを抱えて、どう乗り越えるのか、そういった知識があらかじめ補充されると考えるだけでも、しかもそれがその国の偉人であればなおさら読む価値は明らかだと思います。
もちろん私のように海外文学を中心にその時代の歴史や思想に興味がある方もいらっしゃるでしょうし、本の趣味というのは多岐に渡ると思います。
しかしNEVER TOO LATEでは成功への道のりの一つとして、
『成功するための近道は、成功している人の輪の中に入ること』このように考えています。
これがもし、自分の好きな歴史的な人物、すでにこの世には存在しない人とその生涯を共有できるのであれば、行わない手はありませんね!
是非憧れのあの人と読書を通じて対話を深めていただければ幸いです、ありがとうございました!