こんにちは。
イオン千葉NT教室の藤平です。
森信三先生著『修身教授録』第2部第37講義より、「ペスタロッチー」についてまとめをお伝えします。
全項目の中で唯一ペストロッチーのみカタカナ、そして、おいしそう…
そんな単純な理由で選びました。
1 ペスタロッチーってどんな人?
スイスの教育学者、実践家、思想家…そんな一面を持っています。しかし、彼は決して裕福な家庭で育ったわけではありませんでした。
そんな中、彼はルソーの『エミール』を読み影響を受け、農業経営者と教育者を目指します。
ここまでの流れで、教育者を目指すことは理解ができるかと思いますが、なぜ?農業経営者?って思いますよね。
これに関して、ペスタロッチーは「貧農を救助するために、母方の叔父の援助を受けて始めた」と言っております。しかし残念ながら、農業ではよい結果を残すことができませんでした。
その一方で、教育業界ではかなりの功績を残すことが出来ました!
2 彼の功績
まず、皆さん、フレーベルとヘルバルト。何か聞いたことのある名前ですよね。
この2人は、実はペスタロッチーから教育について学んだ代表的な2人なのです。
ぺスタロッチーは、初等教育の部門で有名でした。
この初等教育の基礎をフレーベルやヘルバルトは、幼児教育や大学教育に波及させていきました。そういう意味でも、これは彼の素晴らしい功績の1つと言えるでしょう。
2つ目は「近代教育の父」として知られています。
今の小学校をイメージしてみてください。小学1年生の教室には、6歳の人が集まりますよね。昔は、クラスの級友の年齢が必ずしも同じではありませんでした。それが、近代教育の一端です。つまり、今の学校のスタイルと言えるでしょう。
3 彼の名言
1つ目、著書「隠者の夕暮れ」の中で、『王座の上にあっても木の葉の屋根の陰に住まっても同じ人間』という言葉言いました。
言葉が難しいですが、このように解釈できると思います。
彼が貧民の子供たちに、孤児院で一生懸命教育したことからもわかるように、どんな状態、どんな教具でも平等である。一番強調したいのは、「平等」というところだと思います。
2つ目、著書「白鳥」において、『生活が陶冶(とうや)する。』という言葉を残しました。
これは、知識を教え込むことではなく、幼児の家庭での生活などが、人間性を作り上げる。という意味です。
例えば、家庭での手を洗う、ご飯を食べるという行動。
これらは何気ない動作ですが、幼児にとってはとても重要な行動になります。
4 まとめ
筆者、森先生の見解として、ぺスタロッチーは、情熱が途切れなかった素晴らしい人との評価があります。
そして私は、ぺスタロッチーの人生を見て、情熱や強い想いが彼の行動に表れていると思いました。
私も講師として、日々生徒と向き合ううえで、初心を忘れず、熱い気持ちで頑張ります。
長くなりましたがありがとうございました。